帰国OGケニー

米国帰りのオジサンのリタイア生活

自治会の掃除当番デビュー

 

帰国直後に住んだ借家は、広い敷地に複数棟が建っていて、共同のゴミ捨て用キャビネットが設置してあったので、自治会に加入する必要はありませんでした。しかし、そこから持家に引越した後は、ゴミを出すには自治会に加入する必要がありました。早速、転入した日に市役所で相談すると、

 

自治会長の名前と電話番号を教えるから、直接聞いてください。」

 

との事でした。

 

自治会長さん宅に挨拶に行くと、班長さんに話をしてくださいと言われ、自分が所属する班とその班のゴミ置き場が判明しました。先ずは、緩くてドライな感じの自治会の様子に少し安心しました。班長さんと連絡が取れて、我が家にも回覧板が回って来た時は、やっと住民になれた気がしました。

 

或る日、班長さんがやって来て、

 

「今週は、ゴミ置き場の掃除当番で~す。」

 

ついに掃除当番が回って来ました。ところが、掃除当番デビューの日、頼みのカミさんは、都内にお出掛けだったので、いきなり私が初陣を飾る事になりました。

渡されたホウキとちり取りを持って、昼前にゴミ置き場に向かうと、置き去りにされたゴミ袋が遠目からでもハッキリ確認できました。ゴミ袋には「ビデオテープは有害ごみだから収集できない」旨の貼り紙が…。

 

なんか、そんな予感がしてたんだよなぁ。

くそ~。

と思いながらゴミを持ち帰って中身をチェックすると

 

エロ本とビデオテープが入っていました。